東北薬科大を卒業後、東京にある学術情報会社に就職しましたが、自分の語学力のなさに気づき、退社後アメリカに留学しました。ここでもまたバブル時代のあまちゃんOLが一人で生きていく力をそうとう思い知らされました。
帰国後、外資系化学薬品会社の研究室、脳外科、泌尿器科病院の薬剤師を経て1999年に独立をしました。
独立後、調剤薬局とOTC薬局を経営。そのほかにもサプリメント会社のホームページ上相談室で、かくれ薬剤師としてアドバイスを続けていました。ここでは海外のサプリメント市場や若い世代の健康意識について、とっても勉強になりました。
私がなぜこのホームページを立ち上げたかと言うと、実は昨年・今年と友人を病気で4人も亡くしてしまったのです。一人は癌で。一人は無呼吸症侯群。そして二人は脳梗塞でした。4人とも30代でした。突然の度重なる友人の死で、私は大分落ち込んでしまいました。
ここ数年のうちに友人を次々と亡くし、もしかして若い人の血管年令は意外と年をとっているのかもしれない!と気付き、ホームページの立ち上げを決意!
脳外科に勤務していた頃、人の顔を見て血管障害になりやすい人を判断できるようになりました。そのおかげで、お店にいらっしゃるお客様にはできる限りのアドバイスをさせていただいております(でも時々本人にまだ自覚症状がないため、イヤがられることもあるので気をつけないと)。
耳鼻科にも2年勤務していましたので、蓄のう症の鼻を見分けるのも得意です(あまり、自慢にならないかなあ)。
最近お客様のご家族がお店にみえ、「今朝、おじいちゃんの様子がおかしいので、すぐ市立病院に連れて行ったら、CTは予約制なので来週来なさいと言われた」と、下剤の処方箋だけをお持ちになりました。よくよく症状を聞いてみると、「これは詰まっている、アブナイ」と思ったので、すぐに脳外科病院を紹介しました。そのおじいちゃま、そのまま緊急オペとなり入院しました。
でも今はすっかりお元気になり、後遺症もなく歩いてお買い物に来てくれます。
こういう喜びが、今の私の明日への活力となっています。
脳梗塞や心筋梗塞は突然には起きません。なんらかの前兆や自覚症状があります。それをどのように気づき、予防していくか。半身不随にならないように、寝たきりにならないように、"Happy Life"のおくり方を考えていきたいと思います。